メニエール病と良性頭位めまい症としてこのまま処方された薬を飲んでいていいのか迷っています。(No.3407)
2022.01.07
10年程前から春になると右耳の閉塞感があり、何となくフラフラする事はよくありました。何回もめまい外来などに行きましたが、特に診断は下されずでしたが、僅かに右耳の低音の聞こえが悪いとの事でした。
昨年4月、夜中3時頃就寝中に突然の違和感で目が覚め、回転性のめまいが起こっている事に気づきました。吐き下しの繰り返しの為這ってトイレに行く事でめまいが増し、何時間か全く動けず救急車で近くの内科に。 点滴を受け、まだフラフラの中耳鼻科に寄り診察を受け、メニエール病の診断。 5月から有酸素運動のため毎日1時間歩いています。
回転性のめまいはそれ以降ありませんが、3ヶ月経っても頭がフワッとしたり、もうすぐ回転する?というめまい感が抜けず受診。 更年期もあるかもと加味逍遙散を処方されました。
少しスッキリしたと思っていたけど、10月の終わり頃に右耳の閉塞感と音程が違って聞こえた日からまた目の奥から頭がフワーっとなったりめまい感が増して来ています。
その時にも受診し、少しの眼振はあるが、聞こえは特に悪くはなっていませんでした。その時は良性頭位めまい症と言われました。
CTやMRIをとるべきかとかかりつけ医に尋ねましたが、全く意味がないと言われたのでとっていませんが、あまりに長引くので耳石ってそんなに長い間吸収されないものかと心配になってきました。
メニエール病なのか他のものなのかをCTやMRIを受けたり確定診断が出来る病院に紹介してもらい診察を受けるべきなのか、メニエール病と良性頭位めまい症としてこのまま処方された薬を飲んでいていいのか迷っています。
ご相談よろしくお願いします。
(N様 和歌山県 女性 52歳)
寝起き寝返りでのめまいならば、やはり耳石の影響が主体であろうと考えます。
つまり良性発作性頭位めまいではないかと考えます。耳石が代謝されないのか、新たなに耳石が迷入するのか、ではないでしょうか。
一方メニエール病は聴力障害を伴った回転性のめまいが寝起き寝返りに関係なく二回以上起こるというものであり、確定診断で使われているMRIは特殊な撮影で造影をして半日がかりで撮影するものですから、通常のMRIでは意味がありません。
お話の印象より、メニエール病をベースに有していたところにBPPVが合併したのではないでしょうか?
特にこれといった内服薬はないですが、水分と睡眠を意識してください。
お大事になさってください。