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めまい相談/一番星クラブ

手術後麻酔から覚めてから世界が変わっていました。(No.3453)

2022.05.14

よろしくお願いします。2020年11月に右三叉神経痛の手術をしました。三叉神経から静脈を引き離す術式です。

手術後、麻酔から覚めてから世界が変わっていました。回転性の眩暈から始まり、頭の中でMRIの中に入ったままのような大音量の機械音が24時間なり続け、激しい頭痛、吐き気などが始まりました。右目も飛蚊症がありました。

(飛んでいる虫みたいなものは何百個もありほとんど前は見えませんでした)9日間、起き上がりができずにベッド上で寝ていました。手術したのは右側なのですが、眩暈と共に左側の頭がワイヤーで後ろから強く引っ張られている感じで、ベッドから頭が離れなかったのです。その後、起き上がりの練習をして、床に足をついてみました。手術から10日程度たっていたのですが、回転性の眩暈から、ぐらぐら横に揺れたり、目の前が流れて行ったり、ゆがんだりしていました。また、床が隆起したり、陥没したり、地面が常にゆらゆら揺れていて、立位ができなかったので、車いすで生活していました。主治医は手術は問題なく終わったの一点張りで 、そのまま退院になりました。

うちで寝たきりのような生活をしていて、困り果てて近所の耳鼻科を受診し、眼振がひどいから、手術をした病院に再度相談するように言われました。手術をした主治医に再度症状を訴え、同じ病院の耳鼻科を受診し、検査の結果、前庭神経炎でCP100%と言われました。耳鼻科の先生は眩暈の中では重度の方で、診断がされた時には手術から2か月たっていたので、できる治療は内服のみとなり、メチコバール、アデホスコーワ、ビタヒスチンメシルが処方されました。同時に脳外科に再入院となり、(2021年1月10日くらい)歩行ができるようリハビリが始まりました。腰椎穿刺(その際、左足のしびれがありました)とMRIの検査。

腰椎穿刺では手術で使用した固定の糊にアレルギーを起こす人がいるからと言われました。検査の結果、前庭神経以外に問題とするところは見当たりませんでした。私が前庭神経炎で早期ではステロイドを使うとネットで読みましたと伝えたので、ステロイドの内服も開始となりました。脳外科の主治医は神経は回復する、眩暈は左の前庭神経が代償するといいましたが、耳鼻科の先生は脳による代償が期待されるが、100%の障害で、神経は回復せず、症状は残る可能性が高いと言われました。

リハビリ後、なんとか歩行ができるようになり、退院しました。その後、少しずつ日常生活を行っていたのですが、一歩歩くごとに震度7程度の揺れが足先から頭に抜け、歩行距離は50m程度が限界で、歩行距離がかさむと、肩、首が石のようにかたまり、頭が左後ろにひっぱられ、目はどこを見ているかわからなくなり、地面の揺れが激しくなり、歩行は中止するしかなくなる状態でした。飛蚊症は治ったのですが、テレビをつければ、画面は追えず、目の疲労で涙がでてきて、吐き気もあり、頭の中の音も、治ってきたのですが、物音が頭の中で振動のように響き、音を聞くのが大変な状況でした。主治医は抗うつ剤を内服するようにと強く進めてきたのですが、私の眩暈はその薬は効かないと思いますと断り、何度か断ったのですが、強く勧められ抗うつ剤の内服を始めました。

2021年、9月に再度主治医に生活の困難を訴え、遠方で眩暈の専門のリハビリを行っている施設を紹介されました。その頃は、歩行は100m程度、視線は定まらず、捕まらずに立ち上がったりはできず、歩行もほぼ伝い歩きでした。めまいの専門の病院でも再度検査を行い、外側半規管の代償不全の障害であり、回復にはリハビリが有効な可能性がある、現在の内服は継続、抗うつ薬については、私の眩暈は感覚性の眩暈ではなく機能障害であるから抗うつ薬は効果はないから中止するようにと言われました。専門の病院でリハビリを行い、現在は、歩行は休み休み5㎞程度可能。視線も安定してきました。現在残っている症状は、片足立ちは右が25秒、左はできません。足を横に広げれば立位の保持はできますが、前後に足を広げる、足を閉じるとバランスを崩し、立ってられません。閉眼では2~3秒で自分の体の向きがわからなくなり、5秒程度しかたっていられません。眼振はほぼないそうです。歩行による揺れは、歩くごとに震度2程度。

頭の中の右側に壁があるような感覚で、左にはゆらっと揺れるのですが、右にはごん、とぶつかる感覚があり、無意識に歩くと左に寄ってしまいます。最近の検査では右外側半規管の代償不全障害は不変。

パワースペクトルでは開眼、閉眼と共に強陽性です。あと、歩行時に左足の膝折れがあり、左足の筋力も低下しています。蹴るように左ひざを曲げてから伸ばすと、かくんと膝が急に進展します。首の向きですが、一定の向きで眩暈が増強し、頭の右側から、血が通っていない感覚が広がってきます。首をシャワーなどで急に温めると目が回ります。

寝るときですが、左向きか上向きでは寝れるのですが、右を向くと目が回ってしまうため、右向きでは寝れません。2021年9月に頭のMRIを撮影したのですが、他に異常はないと言われました。私が心配しているのは、私の障害は、手術の際の前庭神経のみかどうかです。

膝がかくかく折れること、首の向きで血が通うわなくなるような感覚と、眩暈の増強。あと、私の障害は、日によって症状の波がないはずといわれているのですが、急に温めたり、強い肩こりで眩暈が強くなる。

右の眼と口角が左と比べて落ちています。手術の傷は通常の三叉神経の手術と比べるとかなり大きく、耳の後ろから襟足までです。その周囲の皮膚の感覚はありません。他にも悪いところがあるのではないかと心配になっています。

三叉神経の手術を多数おこなっている先生に相談したところ、三叉神経の手術で聴神経の障害がなく、前庭神経のみの障害が起きるとは考えにくい、耳の聞こえが悪くなるか、小脳の障害と考えるとの返事でした。MRIでは小脳に梗塞などはみられていません。

現在のバランスでは日常生活に障害があり、困難な日々を送っております。駅のホームや歩道を歩いていると、いつか事故にあうのではと思っています。もし、何かヒントとなるお答えがいただければと思いメールをさせていただきました。

長文で失礼いたしました。お返事をお待ちしております。尚、文章の中に主治医を否定すると思われるような表現がありますが、あくまでも情報をお伝えさせていただく経過での内容になります。、主治医を非難したくて今回のお問い合わせをさせていただいたといったことはございませんのでご理解の程よろしくお願いいたします。

(S様 静岡県 女性 47歳)

A.ご相談ありがとうございます。院長 入野宏昭

詳細なご報告をしていただき、ありがとうございます。ただこの分野は本当に申し訳ないのですが、まったくわかりません。脳外科の先生に一任しているので、このQ&Aでの回答ができないことをお許しください。

前庭神経炎の後遺症に関しては、やはりめまいリハビリが有効ということは知られております。手術中に生じた合併症が前庭神経炎だけであったのかどうかという点に関しては、まったく知る余地もないですが、少なくとも想像の範囲でお答えすると、めまいがするため頸や肩を極力動かさないようにしていたためさらに緊張が強くなって、そのため難治性になっている可能性はあるのかもしれません。

地道にめまいのリハビリを行っていただくことと、鍼灸や整体なども併用してみてはいかがでしょうか?十分な回答にならず、本当に申し訳ないです。

お大事になさってください。

めまいの症状・原因・治療なら 医療法人 入野医院にご相談ください

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