更年期障害の延長によるめまい(No.772)
2013.09.07
船酔いのようにふわふわ、他人のめがねをかけたときのような不快な感じのめまいで1年以上苦しんでいます。 症状は毎日夕方、寝不足の日は朝からもでます。
めまいが起っている間は話をするのも億劫で、たまに手足の力が入らないような感じもあります。
今までみていただいたお医者さんの見解は、更年期障害の延長、自律神経の乱れ、軽いうつ等でした。
めまいの症状は1年ほど前から酷くなったのですが、ホットフラッシュ、動悸、不眠、不安感、元気がでない、無表情、無気力等は7,8年続いています。良かれと思うことはいろいろ試してきましたが、改善できず、犬の散歩とストレッチ、一月ほど前から週4,5日のペースでプールで泳いだり歩いたりしています。
不思議に水の中にいる時、テレビ、読書、パソコン等に集中している時、アルコールは弱いのですが夕食時に軽く飲んだりした時はめまいがかなり軽減します。
目が原因かとも考え(視力は子供の頃から左右の差が激しく、老眼に続き老化で近視もでてきていたので)、しっかり検眼もしてもらいめがねもかけています。
更年期障害の延長ならばいつかはトンネルから出られればと時期を待ってもいましたが、原因がはっきりしないことから、どこか恐ろしい病巣でもあるのではないか等考え、どんどん精神的にも辛くなっています。
ネットでいろいろ検索してきましたが、今日初めて入野医院のことを知り、さっそくご相談にのっていただきたいと思いました。
現在東京の実家と自宅の大阪を行ったり来たりの生活をしておりますので、大阪に戻った折には入野医院で診ていただこうとも思っております。
先生のご見解はいかがでしょうか。よろしくお願いいたします。
(T.R様 女性 57歳 大阪府)
確かにお話し内容からでは、自律神経異常か軽いうつ状態という意見に賛同したくなります。
更年期症状の延長もあり得ますが、それは自律神経に影響を及ぼしているのではと思います。楽しいことや集中していることをすればめまい感が軽減するということもそれを裏付けるのではと考えます。
今の内服薬もよいかと思いますが、改善が見られないならば変更を検討してもらってはいかがでしょうか?
既に服用されたことがあるかもしれませんものの、ドグマチールやルボックスなどの内服薬、補中益気湯や半夏白述天麻湯などの漢方もよいかもしれません。
お大事になさってください。