当医院では、「めまい」に関するお悩みを、メール上にて院長が直接お答えいたします。
めまいを治す最大のポイントは、あなたからの情報です。
めまいはいろいろな原因によって起こります。
その原因となるものが、 患者さんご自身の日常生活動作や環境によることが多いと考えられます。
その情報を解析することにより、あなたの現在悩んでおられるめまいや将来の再発予防の為のめまい相談コーナーです。
何でも気軽にご相談ください。
多くのご質問をお寄せいただき、ありがとうございます。
皆さんからいただいたご質問の中から公開に同意していただいた相談内容のみを、
個人情報を編集して掲載させていただいてます。
同じ悩みをお持ちの方もおられると思います。ぜひ参考にしてみてください。
【相談内容】 一ヶ月ほど前に最初に気づいたのですが、時折ふと、くらくら感、(気が遠のきそうになる感じ)を感じるようになって、不安に思っています。以下、なるべく事実に忠実に起こったことと感じた症状を書きます。
【こんなことがあった1】 9/20に、最初に症状を自覚しました。会社で、肩や目に違和感を覚え疲れたのかなと思い、外に散歩に出ました。すると、くらくらしてきて、このままだと倒れるんじゃないかと、そーと自席に戻って、市販の鎮静剤を飲みしのぎました。当日、私の送迎会がありどうしても出席せねばならずかなり不安をおぼえましたが、お酒を多少のんだら収まりました。
【こんなことがあった2】 10月に入り、仕事のきりが良かったので、疲れているのだと思い、思い切って2週間休みを取り北海道旅行に一人で行ったのですが、旅先で歩いていると、腰の鈍痛(熱があるときに似た感じ)と後頭部と首筋、肩が重くなり、くらくら感が出ることが何度かありました。また、帰りの電車と飛行機で乗り物酔いのようになり乗り物酔い止めの薬を飲みつつ辛い思いで帰ってきました。
【こんなことがあった3】 旅行から帰り、不安だったので、内科で血液検査、眼科で、目の簡易検査、耳鼻科で耳の簡易検査、めがね屋でめがねが合っているか確認を受けましたが異常は見つかりませんでした。
【こんなことがあった4】 10月中旬、職場にて、仕事を始めました。症状が出なかったので、敏感に気にかけすぎだったのか?と思ってすごしていましたが、再び、会議の途中で、ちらちらする動画を見ていて、症状が出ました。また、歩いて移動した後、立ち止まったときに感じたことがあります。
【共通の症状】
@調子いいなと思っているときでも、あれれっという感じで違和感(くらっと感)を覚える。
A腰の鈍痛(熱があるときに似た感じ)と後頭部と首筋、肩が重くなり、くらくら感が出、このままではたっていられないのではと感じる。
B目が、過剰に敏感になり、目か脳のどちらかが追いついていない感じがして、動くものやストライプのものを見るとくらくら感が出る。眼球だけを動かして上を見るのが辛い。目で物を追うのが辛く気分が悪いといった感じ。
C首を左右に最大限ひねると、くらくら感が出る&曲げづらい。首を最大限下向きにすると、戻すときにくらくら感が出る。 *めまいといっていいのか良く説明ができませんが、目の前がぐるぐるまわるといったことはいまのところありませんし、実際倒れるところまでは行ったことがありません。ただ、そこまで行くと生活や、仕事に支障をきたすので悪化しないか不安を感じています。
【自分なりの感触】
@トラベルミンを飲む、もしくはお酒を少量飲むと緩和される感がある。
A最近、急速に目が衰え老眼になったので、目の動きと脳の動きが合わず違和感から来ているようにも思う。
B今公私共に、これで悩んでいる。このプレッシャーがあるといったものが思い当たりません(かえって、暇なぐらい)。この、健康不安が最大のストレスになっています。
【トラウマかもと思う経験】
@今年の7月にはじめて熱中症になりかかって、はじめてめまい感を覚えたのですがそのときの怖さがトラウマになっているのかもしれません。
A2〜3年前に、一度だけ、朝、目を開けたら目がぐるぐる回って、1分ほどで収まったことがありますこれも、トラウマになっているのかもしれません。
【相談事項】 ・以上のような、症状がたまに現れ、もっと悪化するのではないかと不安に感じています。一方、過敏になりすぎているからかもとの思いもぬぐえず。この状況がしばらく続きそうなので、
@この症状がでたときに、どう対処したらよいか? A回数を減らす予防の方法? Bまた、精密検査など必要か?(MRIなどはとっていない) など、アドバイスいただければと思います。 PS: いっそ、一回本当に倒れるのか試して見ようかとも思っています..
(愛知県 H..H.様 男性 45歳 )
ご質問ありがとうございます。
本日は遠方よりお越しいただきありがとうございました。所用のためご質問内容を確認できておらず、申し訳なく思います。ただし本日診察中にお伝えした内容と今後の検査結果で更に込み入ったご説明ができるかと思います。
相談事項について今更ながらですが改めてお答えします。
1, 症状が出たときの対応方法について
→トラベルミンが効果的とのことですが、いましばらくはそれで対応してください。
当院での内服薬(頓服薬)とは異なりますものの、効果があるならば十分によいと思います。ただし一瞬のふらつきに関しては正直なところ残存する人が多いのが現状です。大事な会議などの前で予防的な服用をするならば違った内服薬のほうが良いと思われます。
2, 回数を減らす予防方法
→本日お伝えした内容で予防はできるかと思いますが、頚や肩に負担のかかるような事はできるだけしないことと、同じ姿勢で長く維持しないことが大事です。当院の患者様は肩こり、頚コリの兆候が出てきたら内服薬を服用して軽減させている人もおられれば、漢方でじんわりと予防している方もおられます。
3, 検査の必要性について
→やはり必要だと考えております。それなしでは異常が納得できないと思います。大阪に来られた際に検査を受けてくださいね。
では失礼いたします。
(院長 入野宏昭)
11/24 入野 医院長さま 本日診察を受けましたH.H.です。
計3日通院させていただき、その間の各種検査にて大きな異常がなかったのでほっとしています。
また、ずいぶんと、健康不安が解消されました。
一方、鍔性のめまいについては、今後も継続的に首の血行改善に気をつけて、頻度と症状軽減を継続する必要があることを気づかせていただき、 これもひとえに、先生との出会いのおかげと感謝するばかりです。
現在、症状は大変改善されてはおりますが、症状に大きな変化が出ましたときには、再度お伺いしようと思いますので、
今後ともよろしくお願いします。
まずは、お礼まで.. 。
遠方からお越しいただきありがとうございました。
一人でも多くの患者様に喜んでいただける医院作りを目指して、これからも精進いたします。
めまいはいったん治まっていても再発する可能性はありえます。
いろいろな原因から生じるためですが、再発してお困りの際にはご連絡をいただければと思います。お大事になさってください。
(院長 入野宏昭)