完治はなぜ無いのですか?医学は進歩してくれないのですか?(No.1891)
2015.07.06
完治はなぜ無いのですか?こんなにもめまいで苦しんでいる人がいるのに、医学は進歩してくれないのですか?
今年の1月17日以来、回転性のめまいから、ふらふらくらくらするめまいです。 病院で耳鼻科のめまいで死ぬことはありません、と言われます。
そんなことは解っています、しかし毎日生きているのも辛いです。 めまいはめまいになった人にしか、解りません。 病院に行くのも苦痛なのに、行って原因不明、この科ではない、など言われると、病院不信、医者不信に陥ります。
めまいが酷いときに、病院に長いこと待つのも無理です、しばらく落ち着いてから病院にいくと、眼震がありません。
現在大学病院にかかっています、メニエールの症状は無いがイソバイドを試して飲んでいます。
まだ三日目ですが、何も変化はありません。近所の内科で出してもらっているデパスが一番マシになれますが、大学病院の先生はデパスは依存性が高いのでやめた方がいいと言われました。寝るときもめまいがあって不眠になるので、ピクロンを試しに出してもらっています。デパスでもピクロンでも寝れています。
しかし、昼間デパスを我慢していたらやはり何をする気にもなれません。ぐらぐらふらふらして 大学病院の先生はまだインターンの先生で、私的にはあまり信用がありません、選択は間違っていますか?
この先どうしたらいいのでしょうか?家族にも申し訳ないし、元の元気な自分にもどりたいです。
(F.K様 京都府 女性 36歳)
浮遊性のめまいで耳鼻科的な要因が無いようならば、他の要因を検討してもらった方が良いのではないでしょうか?
またもし現在かかられている先生が、信用できないならば、変えてもらうことも一つの選択では。
めまいが完治しないのは医学の進歩が遅れているからだけではなく、個人個人に合わせたオーダーメイドの診断、治療が必要にもかかわらず、それに対応できていないからではないかと考えております。
また個人の癖、習慣も改善できなければこのめまいには対応できないと当院では考えております。よってできるだけ良い状態を長く維持するように個々の患者さんに伝えております。
デパスは確かに依存性はありますが、それならばメイラックス等の依存性の少ない抗不安薬も存在しているので、検討してもらうのも良いのでは。
私自身はデパスに対して、それほど悪い印象を持っておらず、実際に処方している方もおります。また減薬、中断できている方も多々おります。
めまいが長引くと精神的にも落ち込んで、抑うつ傾向になる方もおられます。
もしそのような傾向があるようならば心療内科にも並行で受診しながらめまいの治療に取り組んでみてはいかがでしょうか。
お大事になさってください。