めまい検査内容 |
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診察 |
(1) 問診(めまい・全身状態に関して) (2) 内科、脳神経外科、耳鼻科、眼科の各専門医診察 |
耳 | 平衡機能検査・聴力検査・内耳機能検査など |
脳 | 脳MR・脳波 |
目 | 眼科医診察 |
頚 | 頚部病変チェック(単純レントゲン、MR) |
その他 | 血液検査・心電図・自律神経機能、心理テストなど |
めまいのことなら院長がお答えします
何でも気軽にご相談ください。
当医院では、「めまい」に関するお悩みを、メール上にて院長が直接お答えいたします。
めまいを治す最大のポイントは、あなたからの情報です。
めまいはいろいろな原因によって起こります。
その原因となるものが、 患者さんご自身の日常生活動作や環境によることが多いと考えられます。
その情報を解析することにより、あなたの現在悩んでおられるめまいや将来の再発予防の為のめまい相談コーナーです。
「めまい」は脳の病気と考えられていた
恐らく日本で一番古い病名です。
めまいは、ギリシャ時代から知られていた古い病気です。日本語でいうめまいとい う病名は、万葉集にもでてくるほど古くから知られた病気です。恐らく日本で一番古 い病名と思われます。 この病気は、19世紀中頃までは、脳の病気と考えられていました。ところが、フ ランスの耳鼻科医メニエールが、それまで強いめまいを訴えていた少女をたまたま肺炎で死亡後解剖し、耳に出血性病変があったと1861年に発表しました。
彼の発表を機に、その後の研究者が内耳の異常でもめまいがおこるとし、「メニエール病」と名付け、めまいの代名詞にまでなりました。
「めまい」は脳の病気と考えられていた
恐らく日本で一番古い病名です。
その後、めまいを耳鼻科で診るという風潮が広がってきておりますが、文明が進む につれ、耳だけでは説明のつかないめまいが増えてきました。この点から、めまいを 文明病として表現する研究者もいます。
めまいとして含まれる症状は、その名の通り、天井や頭がぐるぐる回る感じだけで なく、ふらふらする、ふわふわする、一瞬地震が起きたのではないかと感じる、体が 後ろへ吸い込まれる、真っ直ぐ歩けないなどのいろいろの症状が含まれています。
めまいの構造私どもも、この「めまい」という病名、または症状名は、何となく適切ではないと思いますが、あまりにも一般的症状名になり、今日でもめまいとして取り扱われてい ます。
めまいの構造
アメリカではこれらの症状を「平衡機能障害(体のバランスが崩れる状態)」 という表現をしています。 めまいの根底にある平衡機能障害に関係する体の部位は、耳だけではなく、目から の脳への情報、手足の深部感覚の異常、 および、くびを中心とした神経などの障害が、 脳で総合的に統合され、複雑に絡んでいるものと考えるべきでしょう。
一か所の病気 と考えるべきものではないと、当院では考えています。その点を十分ご理解しておい てください。 その他、めまいには、「不定愁訴」といわれる体調の悪さを伴います。これらの症状も、めまい症状の構造を考えるうえで重要です。