海外在住でBPPVと診断されました。(No.1294)
2014.08.12
ただ今米国に在住しています 初めてめまいが起きたのは30代後半です。
頭や目を動かすと景色がゆっくり回ったり、くらっとするめまいで数日して治りました。母も長年のBPPVめまい持ちでしたので、それから何年に一度か起こるようになりましたが、持病と思って上手に付き合うしかないと思っていました。
一度耳鼻科にかかったことがありますが、BPPVと診断され、 メリスロンという薬を処方されましたが、効いたと思うことはなく、気休め程度にしか使っていません。 40代に入り、年に何度か起こるようになり、45才を過ぎてだんだん頻度が高まり、時には毎月ということもあり、治るまでの期間も2,3日から1か月とさまざま。年齢的に更年期が近いのでそのように理解していました。最近インターネットで知った、エプリー法という耳石を耳から出すエクササイズ(?)を試したところ、よく効くので頼りにしていましたが、数日前から続く今回のめまいには効かなくて参っています。 このサイトも含め、自分の情報収集の末、思い当たることとしては、
①体質遺伝
②老化・更年期
③私は子供のころから左右の視力が極端に違います(右0.4 左1.5~2.0)。悪い目は遠視で子供のころはメガネをかけましたが、長らく大学病院に通ったもののメガネでは矯正できないタイプのものだったので、老眼が出るまでは裸眼で過ごしていました。
老眼が出た45才頃からは老眼鏡を使っています。
④片頭痛がたまにあります。
閃輝暗点が出て頭痛薬を飲んだら収まります。頻度は少なく、10代~30代は数年に一度でしがた、この1年で2度ほどありました。めまいの時期とは全く違うので関係ないと思ってきました。
⑤あまり首を動かす生活をしていません。寝るときも寝返り少なく動かない方です。スポーツはたまにゴルフをやる程度です。 7年前より米国に住んでおり、一度自分からBPPVの薬をくださいと処方してもらったのがMeclizineですが、これもメリスロンと同じく即効性は感じられないので今は飲んでいません。
言葉の壁もあり、あまり医療レベルの高い地域ではないので、ここでは医者にはかかっていません。
今更ながら、BPPVと思ってよろしいでしょうか。
何かアドバイスがあればお願いします。
(M.K様 48歳 女性 海外)
基本的にはBPPV(良性発作性頭位めまい症)と考えられます。またその背景として自己分析されているがごとく、体質的な影響、更年期近く、首を動かさない=頸の緊張などは悪影響していると考えられます。
視力の左右差は肩や首に影響を与えていることはあるかもですが、BPPVには直接影響しないと考えております。
エプレー法が効きにくくなっているとのこと。
それでも繰り返しされることと、めまいに対するリハビリ(めまい体操)をお勧めします。
内服としてはめまい時は中々何を服用しても効果が期待できないものが多いですが、例えばトラベルミンは吐き気を軽減することが期待できますので一度お試しください。
以外に婦人科的なホルモン剤も効果がありますが地域的な問題よりお勧めしません。キーワードとしてカルシウム不足、血流低下の予防(交感神経の過剰刺激を含む)になりますので、積極的な摂取、および頸に対するケアに重点を置いてください。
お大事になさってください。