頸椎症と難聴の関連があるのでは、と思っています。
2014.10.22
昨日電話にて受診について相談させて頂いたのですが、遠方ということもありメールでの相談をアドバイスいただきました。
昨年の8月に左耳の難聴を発症。
めまい・難聴専門の耳鼻科クリニックを受診、その後、改善しました。(その頃は、趣味で有酸素運動を行っていたことが効いたと思われます。)
今年の6月半ばの朝に背中の肩甲骨中心に痛みを発症し、起き上がったり、寝返りを打てない状態が一週間ほど続きました。
整形外科クリニックで診察を受けたところ頸椎の5番と6番の間が狭くなっていること、椎骨変形および骨棘が認められため、頸椎症またはヘルニアと診断を受け、首コルセットによる保存治療およびリハビリ治療(首けん引、温熱治療)を開始。
手や足にたまにしびれを感じることがありました。
レントゲンおよびMRI撮影。 8月に、別個に脊椎専門の整形外科を受診したところ、頸椎症であると診断されるものの、症状が軽いため手術には至りませんでした。
首の痛みにより業務に支障が出てきたと感じたため、会社の産業医の勧めにより、紹介状をもらい総合病院にてセカンドオピニオンを受け、上記レントゲンおよびMRIを見せるが、頸椎症とははっきり診断できないレベルであり、背中の痛みや手足のしびれはストレス等によるものの可能性もあるとのコメント。
症状が軽いため現行の保存治療およびリハビリを支持されました。 その後しばらく、保存治療およびリハビリを継続。
背中の痛みは消え、しびれも出なくなりました。
9月半ばに、左耳が聞こえづらくなったため、難聴・めまい専門の耳鼻科クリニックに受診。
1週間後に再診したところ即入院を勧められ、総合病院にて1週間入院。毎日ステロイド点滴および3日間高圧酸素治療を受けました。毎食後ステロイド錠などを服用、症状は軽減しました。
退院後、上記耳鼻科のクリニックにて経過観察。2週間ほどアデホスおよびメチコバールを服用しました。
10/11にめまい、頸椎専門のカイロプラクティックがあることを知り受けることにしました。計8回のプログラムの1回目です。
大型台風が来た10/13日にめまいおよび吐き気が出たため、10/14に上記耳鼻科クリニックを受診。メチコバールの代わりにジフェニドールを処方されました。めまいや吐き気は落ち着きました。
10/14にめまい、頸椎専門のカイロプラクティックを受けました。計8回のプログラムの2回目です。
会社から、早く治すようにとの指示をうけたため、10/20に前記脊椎専門の整形外科を受診したところ、頸椎症と難聴・めまいの関連を否定されました。
10/20にめまい、頸椎専門のカイロプラクティックを受けました。計8回のプログラムの3回目です。 以上となります。 難聴の症状は普段は会話に支障がないレベルですが、悪い時は電話の声が聞こえなくなります。
症状が悪い時に左耳の後ろ~首筋をマッサージするとよくなることが多いです。 頸椎症と難聴の発症時期が重なっているため、何かしら関連があるのでは、と個人的には思っています。
ただ、首性のめまいについては脊椎専門の整形外科では否定的だったため、専門である入野医院さんでの診察を受け、関連をはっきりさせたいと考えます。何かよきアドバイスを頂けると幸いです。
必要であればレントゲン、MRIもお出しすることができます。診療頂けるのであれば大阪へお伺いすることも可能ですので、よろしくお願いいたします。
(H.K様 男性 37歳 神奈川県)
肩甲骨中心の痛みと頸椎症との関連は、本当にあるのか存じません。
頸椎症自体急激に発症するというよりはゆっくりと時間をかけて起こる慢性的な加齢現象の一つではないかと思われ、その時点から首コリ、肩コリがあったのではないでしょうか?
お話の印象としては頸性めまいを疑いますが、頸椎症があるからめまいを起こすと言ったものではありません。
ですから整形外科では否定されたのではないでしょうか。
長時間のパソコン業務やストレス、睡眠障害も影響するためご注意ください。また何らかの影響により突発性難聴を合併し、これはステロイド治療により効果が得られたのだと思いますが、繰り返さないためにも有酸素運動、飲水、ストレッチ(これは症状がなくとも耳後ろから鎖骨にかけての筋肉を適度にもみほぐすこともしてください)、良質の睡眠を心がけてください。
体幹を鍛えるトレーニングも有効かもしれません。遠方ですからお越しになるのは十分に検討してからにしてください。
お大事になさってください。