脳神経内科の病院へ行ったところPPPDと診断されました。(No.3151)
2020.03.21
お忙しい中失礼します。
2020年2月に腰椎狭窄症の為ボルト固定手術をしまして、2日間ほぼ同じ姿勢で寝ておりました。
3日目に起き上がろうとして回転性めまいが発生しました。
数分で落ち着いたので何とか起き上がりその後歩行リハビリを始めたのですが1週間後、就寝中に後頭部をハンマーで殴られた様な痛みで目を覚ますとまた回転性めまいが起こっていました。
翌日念の為脳のMRIを撮ったのですが異常無しで様子を見ていましたがその時から横になると頭に血が登る様な感覚から非回転性のめまいが発生して目を瞑ると更に加速して今度は回転性めまいが出るようになりました。
目を瞑れないので眠れない為病院から睡眠薬を出してもらいその後退院しました。
退院後に耳鼻科を3件回りましたがメニエール病、めまい症とそれぞれで判断が異なり右往左往していたところ別の持病が悪化してまた入院していたところ病院でも酷いめまいで倒れてしまい、脳神経内科の病院へ行ったところPPPDと診断されました。
しかし、横になると血が登る感じ、目を瞑ると更に目が回るだけであって心的な弱さ等ではないと思っています。
何とか社会復帰を果たしたいのですが先生のご意見頂けないでしょうか?宜しくお願いします。
(S様 男性 41歳 大分県)
当方の都合で返信が遅くなり、大変申し訳ございませんでした。
お話の中にはメニエール病を疑う要素は見当たらず、否定的かと思います。
またPPPDは問診によるテストで、ある一定の点数以上だったかどうか、ですが、もしその基準を超えている点数であるならば、妥当な診断名なのかもしれません。
しかし、めまい症のように診断がつかないため、とりあえず病名をつけるならば、PPPDかな~という程度の診断であったならば、苦し紛れの診断であった可能性もあるかと思います。
確かに診断をつけにくいめまいも多く存在し、原因不明となってしまうケースが20%程度はあるかと思います。
診断をつけることも大切ですが、むしろもっと大切なのは社会復帰ができることになりますので、その目的を果たすためには、めまいリハビリ、認知行動療法が必要になってきます。
睡眠や気持ちに障害が出てくるならばSSRI製剤も必要となってくるかと思います。どうか耐えて頑張ってください。
また個人的に興味があるところとしては、術後の影響ということで、髄液減少症は否定的なのかどうか、ということですが、これは脳外科で専門的にされている施設で相談されてみてはいかがでしょうか。
お大事になさってください。